院長紹介

改めまして、石垣治療院、院長の石垣雅史です。
当院はあん摩マッサージ指圧師の国家資格を持ったわたくしひとりで切り盛りしております。

この道にすすむきっかけとなったのは、なによりたくさんの人の助けと、そして、人の役に立つしごとがしたいという想いからでした。ここでは自己紹介として、簡単にではありますが、初志から手技治療に出会うまでをお伝えさせていただきます。

・大学進学か、専門学校か

新潟県新潟市で育ったわたしは、高校卒業の頃には「人の役に立つしごとがしたい」「あん摩マッサージ指圧師になりたい」という想いがありました。
画像はその際に手にした入試ガイド(2002年度版)です。
国家資格のとれる専門学校の説明会にも足を運びましたが、人間の献体を解剖する授業があると知り「そこまで専門的なことを学ぶのか」と驚いたことに加え、単純に「怖い」と感じてしまい、その時は、大学進学・上京の道を選びました。
（なんとも情けない話ですが.........）

・音楽活動にのめり込む

大学では音楽サークルに所属し、勉学もそっちのけで熱中しました。
19歳からはオリジナル曲を作詞作曲したバンド「斜陽」を結成し、その解散や、新バンドの結成、加入も繰り返しつつ、いま現在では「i'm home」というグループに所属しています。
正直、音楽で食べることがわたしの絶対条件ではなく、音楽をやること自体が願望であり、活動するだけで夢は叶っており、これからも変わらず続いていくわたしのライフワークのひとつです。
しかし、そんな生活の中で変化が訪れました。

・皮膚がんのひとつ「メラノーマ」発症

ちょうど27歳になる手前でメラノーマというほくろのがんを患い、一年ほど手術と抗がん剤治療のため、静養することになりました。
人間、いつ死ぬかわからない。
いままで好きなこと、音楽を好きなようにやってきた。
それに悔いはないが、ほかにやり残したことはないか？忘れていることはないか？
と考え抜いたときに、10年前に置いてきたあん摩マッサージ指圧師の夢が立ち上がりました。
実際に自分が手術台の上の人になったことで、解剖への苦手意識も自然と薄れていました。

・専門学校入学、手技治療との出会い

リンパ節への転移などはありましたが、それ以後の経過は問題なく5年が経ち、がんも寛解したところで、国家資格がとれる三年制の指圧専門学校に入学しました。
まったくの素人として飛び込んだ世界。今まで出会ったことのない様々な人と触れ合いながら、自分なりに知識を蓄えていきました。
いつしかわたしは、強く揉みほぐしたり、骨をバキバキと鳴らす矯正術に疑問を抱いていました。
とある先生は「骨の2、3本を折ってくらいが一人前」とおっしゃっていて、わたしは強く憤りました。
それは違うだろう。もっと安心安全に行えて、患者さんに寄り添える確かな治療法はないのか？
と考え、探し求めていた時に偶然出会ったのが「手技治療」という整体術でした。

・研修会参加のために毎月東京から大阪へ通う

軽く寝違えてしまい、首がうまく回らなかったわたしの首には全く触れることなく、軽く手足を動かしただけで、症状を取り除いてしまいました。
なにをやられたのかもわからない、しかし確かに症状は改善した。
しかも、どこにも痛みを感じることなく.........それはまるで魔法のようでした。
是が非でもこの整体術を学びたいと思い、専門学校に通うかたわら、研修会に参加するようになりました。
東京と大阪にて月一で開かれているのですが、その頃は東京に定員の空きがなく、毎月大阪まで通いました。
もちろん交通費は自費ですので、なかなか無茶なことをしていたなぁ、と今になっても思うのですが、とにかくこの技術を身に着けたい、自分が味わったあの感動を届けたい、という強い想いで行動していました。

・そして現在

専門学校を卒業し、国家資格にも無事ストレートで合格出来ました。
まずは店舗を構えずに往診専門のフリーの治療院を営んでいたところ、また有難い巡りあわせがありました。
専門学校時代の同級生が開業した「なりひら治療院」内で施術スペースを貸してくれることになったのです。
場所はスカイツリーのすぐ近く。そこが現在の石垣治療院の拠点になっています。

ここまで振り返ってみて、得難い出会いや周囲のみなさんの手助けで自分が成り立っていることに、改めて、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
また、ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
少しでもわたしの人となり、懸ける想いも伝わりましたら幸いです。
手技治療を通して、身体も心も健康になっていただき、今後ともご縁が続きますよう、石垣治療院にてお待ちしております。
石垣治療院、院長の石垣雅史でした。